ショパールはウォッチズ&ワンダーズ 2022で「L.U.C XPS 1860 オフィサー」の新たなバリエーションを発表した。フォレストグリーンの文字盤と18Kエシカルイエローゴールドを組み合わせており、50本のみが製作される。
気品ある「フォレストグリーン」ダイアル
「L.U.C XPS 1860 オフィサー」の意匠には、さまざまな意味が込められている。ダイアル上には手彫りのギョーシェ装飾が施され、裏側にはギョーシェ装飾が施されたハンターケースバックを備え、蓋を開くとL.U.C 96.01-Lを観賞することができる。どちらの面にもハニカムデザインがモチーフとして採用されている。
ショパールと“蜂”のモチーフ
1920年代まで、ショパールは蜂をテーマにしたシンボルをメゾンのロゴとして使用していた。当時の作品にはムーブメントと蓋の裏側に蜂が群がる巣の彫刻が施されていた。1996年のショパール マニュファクチュール開設時にはカール-フリードリッヒ・ショイフレはメゾンの創業者ルイ-ユリス・ショパールへのオマージュを込めてL.U.Cコレクションのいくつかのモデルに往年の蜂の巣のイメージを再び採用した。
蜂のデザインを採用することにより、蜂の本来の性質である勤勉さ、誠実さ、謙虚さやチームワークといった協働を通じて成果を上げるために不可欠な要素は、ブランドのものづくりの姿勢に通じることを表現している。また、ハニカム構造は正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造のことを指す。ハニカム構造は強度を損なわずに、できる限り材料を効率よく活用できる構造として、1920年代にすでにブランドにインスピレーションを与えていたのかもしれない。
1997年、この革新的なムーブメントを搭載したL.U.Cコレクションが誕生し、18Kイエローゴールド製の「L.U.C 1860」が発表された。ショパール マニュファクチュール初のタイムピースは、スイスの時計専門雑誌「Montres Passion(Uhrenwelt)」でウォッチ・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、ショパールにとっては思い入れの深いムーブメントだろう。
「L.U.C 96.01-L」には22Kエシカルゴールド製マイクロローターが搭載されており、その高い慣性により効率が最適化されている。さらに、ショパール ツインテクノロジーの積載式2重香箱が、約65時間のパワーリザーブを実現している。
ショパール共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレはクロノメーター認定を重視しており、彼の強固な意志のもとL.U.Cのモデルにおける精度の研究が行われており、スモールセコンドを搭載するすべてのL.U.Cのモデルがスイス公式クロノメーター検定局(C.O.S.C)の認定を取得している。
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